資源文化
ナシ古楽:世紀末の絶響

ナシ古楽また名は洞経音楽、玄虚、静淡、超然の境地を求めている。「洞経」は道家経典の総称で、洞経音楽は道教の礼楽活動に使い、身を養う効果があり、唐朝宋朝時期に中原で繁栄し、明朝清朝時期に各地で流伝し、官吏や文人が争って講演していた。晩清以降、古曲の式微がどんどん失伝し、中国の古代音楽史もその原因で「一つ無声の歴史」と称され、人に哀惜された。
然し、「礼失求諸野」という、ナシ族が集まっている麗江は、僻遠閉塞の地理環境及び族人の文学音楽好きの風気の原因で、洞経音楽を奇跡のように保存されて、しかも創造的に融合し、風格独特なナシ古楽まで発展してきた。完全に洞経音楽の荘重、質樸、純正の要素を保持しながらも、宮廷音楽の典雅を吸収し、漢曲の管絃楽韵とナシ民歌の匂いを融合した。それは芸術でありながらも、歴史でもあり、生活でもある。外の世間が滄海桑田、天地がひっくり返っる時に、関山が重ねる麗江人は依然として香を燃やしお茶を楽しみ、静かに古楽の悠揚を聞いた。

民族文化の魅力はその独特性に存在する。この独特を守ることで、交流や伝播を通して発揚続けて、文化がその中から二倍の利益を貰える。「昨日の音楽」として、ナシ古楽は歴史が我々に残した微笑みかもしれない。

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